私が、まだ小さかったせいか、あるいは、その頃は土の空き地が広かったせいか、昔の「水溜り」は、今のそれよりも大きかったような気がします。そして、その「水溜り」は、子ども達の絶好の遊び場となりました。いつの間にか泳ぎだしたアメンボを追いかけたり、草の舟を浮かべてみたり、最後には、全身泥んこになりながら穴を掘り、泥の団子を作ったりしました。
そして、時折風がふくと、「水溜り」にさざ波がおこり、それを見ていると、まるで空から海を見ているような気がして、この「水溜り」を渡ると外国に行けるんではないか、などという気になったものです。

水溜り